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講師を始めたきっかけを教えてください。

元々ギタリストとして活動していた時に、ギターのスキルを活かした仕事につきたいと思ったことがきっかけですね。ギターを使った仕事だとアーティスト・ギタリスト・講師といくつかの候補が上がると思うのですが、それらを全て実践していったといった流れでした。何よりギター好きとして、自己承認欲求をみたしたかったという想いもありますね。ABCミュージックスクールで講師をはじめてかれこれ１０年目になりましたね！

実際に講師を始めて、大変だったことは？

僕はABCミュージックスクールで講師業を始めたので、最初は自分が何を教えられるのかがわからなくて、受講生と対面した時に彼らのいいところを探して成長をどうやって促していくか、どうやってレッスンに満足してもらえるかを考えながらやっていましたね！ここが苦労したポイントではあったのですが、実は大変だと思ったことはないかもしれないですね！ある程度受講生さんとの疎通が取れて、彼らがどこに困っているかをちゃんと引き出して目標を明確にできた時には、ひたすら熱を持ってレッスンを楽しめるようになりました！

講師を始めて、感動した出来事はありますか？

最近の話から言うと、かれこれ７年近くギターを教えてきた受講生の下坂くん（元ABCミュージックスクール講師でもある）が、文句の付け所がない完璧なギターソロを弾いてきたことですね！
やっぱり１年前、２年前とさかのぼるとある程度課題があったり、ここをもう少しよくなるなというポイントが毎回あったのですが、今回は文句の付け所がないと思いましたね！
「何か課題ください！ダメ出ししてください！」と言われたのですが、「ない！！」と言いました。笑 もう嘘でしょと思うくらいに成長していて、それが最高に感動したエピソードですね！

受講生が講師になって思うこと

受講生さんは本当に十人十色で、レッスン中に練習する人、レッスン外でしっかり練習したり研究してくる人、とさまざまなのですが、下坂くんについては圧倒的に後者でした。そこのモチベーションが高い状態に対して、僕が伴奏者として一緒に走り続けることができたことが１つきっかけになったと思っています。

現代はYOUTUBEやAIもどんどん成長しているので、講師が不要になるのではないか？なんて意見も出てくると思うのですが、対面して１対１だからこそできる「個別最適」はとても効果的ですし最短距離になると思うので、講師のあり方がしっかりしていれば今後も必要になり続けると思いますね。

講師として、副社長として思うこと

これはいい意味でも悪い意味でもなのですが、ABCミュージックスクールは教え方に指定がないですし、固定のカリキュラムがないのですよね。するとどうなるかというと、あまり教えたいことが明確にない方、経験がない方にとっては「何を教えたらいいかわからない」となりかねないのですが、一方で強い想いや「講師IZM」を持っている講師さんは自分が伝えたいことや思いっきり届けることができる環境なので、そこがABCミュージックスクールらしさにつながっていると思います。

僕は講師業も自己表現の場だと思っています。バンドをやるのも、演奏者をやるのも、講師もすべて同じ自己表現だと思いますので、皆さんにもそのように取り組んでほしいですね。

ABCミュージックスクールの講師は時間の都合が効きやすいですか？

時間の都合はつきやすいと思います。例えば週３回17時〜固定のレッスンのような形態ではないので、受講生さんとやりとりをしながらフレキシブルに決定することができるので、活動しやすいですね。基本的にはスクールが厳しい制度を弾いて講師と受講生を管理すると言うよりも、信頼関係に基づいて適切に対応していくと言うスタンスなので、やりやすくレッスンさせて頂いています。

レッスンする場所の自由度は高いですか？

これもやりやすいですね。ABCミュージックスクールのレッスンは、レッスン会場に指定がなく自分自身で希望地を決定できるようになっていますので、その点で苦労することはありませんでした。受講生さんとの希望地をすり合わせたりするのも基本自由に行っていますので、お互いにとってやりやすい方法を考えたりできるのも良いところですね。

レッスン収益の安定性は高いですか？

高いと思います。基本的には毎月固定の時間数を受講生に購入いただく形態になっているので、安定感高くレッスンすることができます。また、繰越制度なんかもありますので、多忙で受講できない場合の救済措置が充実していたりもするので、その点でも両者にとってやさしいと思います。

今後の展望、目標は？

個人的には、最近は１ギタリストとしてもっと発信したり、楽曲を制作して出していきたいなと思うようになりました。実は一時、表現者として第一線を退こうかなと思ったりしたこともあったのですが、無理でしたね。笑 やはり音楽がとても好きなので今後は音楽的なアウトプットをやっていきます！

経営者としては、先ほど書いたようにYOUTUBEやAIの進化によって講師としての必要性がある種問われている中で、今現在は対面レッスンの価値がなくなっているというよりも、「変化してきている」というのが実際のところだと思うんですね。その中でずっと対面レッスンを提供してきたスクールとして、会社としてこれらの経験則をしっかり言語化・体系化して僕たち自身の強みとしていきたいのと、それらを元にさらに音楽の普及活動に取り組んでいって、音楽の素晴らしさ、楽しさを皆さんに届けられるよう活動していきたいですね。最近ではキッズ向けのコンテンツの構想がありますのでそれを温めている最中です。楽しみですね。

講師を目指す皆さんへ

一言で言うと、講師の仕事はめちゃめちゃ楽しいです！本気で受講生と向き合って、本気で受講生が成長していく現場を見ることで自分の達成感につながりますし、何より彼らの笑顔を見ることで幸せを感じられます。また、自分のスキルを言語化することで理解が深まっていくので成長がそのまま講師としての力になります。是非楽しんで取り組んでいきましょう！

受講生さんへのメッセージ

音楽をやっていく上で大事なことは上手くなることとかテクニックがつくことではなくて、楽しむことだと思うんですね。自分がやりたいことができるっていうことがこの学校の特徴でもあり強みでもありますので、今後も講師の皆さんにやりたいことをどんどん伝えて楽しみながら成長していってくださいね！